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キシリトールといえば誰もが知っている、ガムやタブレットなどに配合されているむし歯予防効果の高い甘味料ですが、キシリトールがなぜ歯によいのか、どんな効果があるのかご存知でしょうか?
キシリトールは効果的に使用することで高いむし歯予防効果が得られるすぐれもの。特にむし歯リスクの高い(口中の細菌数が多い人、唾液量が少ない)人にはおすすめです。11都府県への緊急事態宣言により、再びリモートワークや外出自粛の生活になり、今までの生活リズムが崩れ、朝晩の歯みがき習慣が不規則になってしまう人もいるかもしれません。
キシリトールを生活に上手に取り入れて、虫歯になりにくい口腔環境を目指しましょう! キシリトールは白樺や樫、トウモロコシ、イチゴ、カリフラワーなどに含まれる天然素材の甘味料で、砂糖と同程度の甘さを持ち、カロリーは砂糖より25%OFF!
溶ける時に熱を吸収するので、口の中で清涼感が得られるのも特徴のひとつです。白樺や樫などの樹木から取れるキシランを還元して製造され、日本で食品添加物として認められたのは1997年からですが、それ以前から点滴の輸液として使用され、その安全性はWHO(世界保健機関)からも認められています。
キシリトールは砂糖と違ってむし歯菌のエサとならない、糖アルコールの一種です。キシリトールの他に、ソルビトール、エリスリトール、マルチトールなどがあります。
糖アルコールは麦芽糖やブドウ糖などの糖類を還元することで作られ、次のような特徴があります。● むし歯の原因となる酸が作られない
● 消化吸収されにくいので、砂糖より低カロリー
● 血糖値を急激に上昇させないため、糖尿病の人にも安全キシリトールには長期間(1日3回3ヶ月以上)継続して摂取することで、他の糖アルコールにはない特別な効果をもたらします。
● ミュータンス菌の活動を弱くする
● 歯垢を付きにくくする
● 酸を中和する
● 歯垢を歯面からはがれやすくする
● 歯の脱灰(歯が溶ける)を防ぐ
● 歯の再石灰化を促進するキシリトールは濃度が高いほどむし歯予防に効果があるとされていて、歯科医院で販売されているキシリトールガムやタブレットはキシリトール濃度100%のものです。
市販のものを購入する場合には、原材料やキシリトールの含有量など、確認してほしい3つのポイントがあります。
※キシリトールの含有率(%)は・・・「キシリトールの量÷炭水化物(糖質)の量 ×100 」 で計算することができます。
右の成分分析表を例に計算すると、キシリトールの含有率は 2.4÷7.5×100= 32% となります。
表示の仕方は商品によってさまざまです。
店頭でキシリトールの含有量や原材料名をチェックするのはなかなかたいへん、という人は、消費者庁が認可した特定保健用食品のマークがあるものを探すとよいでしょう。
ただ単に「キシリトール入りの食品を食べる」ということだけでは、むし歯予防の効果はあまり期待できません。
ここでキシリトールの効果的な食べ方を紹介しましょう。
これでむし歯はできない!ということではありません。キシリトールは、毎日の歯みがきをきちんとして、食生活にも気を配り、そのうえで摂取する補助的なものであるということを忘れずに!
リカルデントガムでおなじみのCPP-ACP(カゼインホスホペプチド・アモルファスカルシウムホスフェート複合体)はキシリトール同様、むし歯予防効果の高い成分としてよく知られていますが、こちらは甘味料ではなく無味無臭の添加物です。
牛乳を分解して得られる天然由来の成分で、歯の再石灰化に重要な「リン酸カルシウム」が歯に取り込まれやすい状態で高濃度に含まれています。
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中原駅前歯科クリニック
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岡本 太一
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